本日入荷したオメガ・ジュネーヴはヴィンテージウォッチの魅力を凝縮したような時計。
スモールセコンド、クサビ形のインデックス、ドルフィンハンド、文字盤のクロスライン…
あらゆるディティールが心をくすぐるレアモデルです。
オメガのヴィンテージモデルで定番のジュネーヴは1950年代から登場し、1970年代頃に生産が終了したとされています。
オメガの入門モデルとしてあらゆるバリエーションがある中で、
初期に生産されたこちらの時計は非常に珍しい一品です。
オメガのロゴはアップライトでジュネーヴは筆記体表記のプリント。
ここだけでもヴィンテージらしさを感じますが、
クサビ形のインデックスなど1950年代頃の時計に多いディティールなども雰囲気がよく、
ドーム型のプラスティック風防がよりヴィンテージらしさを感じさせてくれます。
個人的にも好きなディティールを全て詰め込んでおり、
「ヴィンテージウォッチとはまさにこの時計‼」と言いたくなるようなデザインです。
ムーヴメントはオメガの名機30mmキャリバーのシリーズでスモールセコンド仕様のCal.267を搭載。
オメガのミリタリーウォッチをはじめシーマスターでも使われる、精度と耐久性に優れたムーヴメントです。
それを収納するケースは34mm経の程良いボリューム感のあるステンレス製のもの。
大きすぎず小さすぎない本当にちょうどいいサイズですが、
文字盤が大きく設計されているので、実寸よりもケースサイズが大きく感じます。
こちらはノンポリッシュのオリジナルコンディションとなり、エッジもしっかり残っています。
文字盤もオリジナルコンディションですが全体にエイジングのある状態。
製造から約70年が経つものなので真っ新に綺麗とはいきませんが、
オイル染みや変色もこの時計のヴィンテージらしい雰囲気を一躍買っている気がします。
ピカピカに綺麗なヴィンテージウォッチも悪くないのですが、
経年を重ねたダメージがあるくらいのコンディションも味わい深いもの。
これをどう捉えるかはオーナー次第ですが、
元々の希少性に加えダメージがあることで「時を経た」ことを実感できます。
これは復刻などでは決して出すことのできない魅力と言えます。
個人的に「人の垢が付いているくらいがヴィンテージはカッコいい」と思うのですが、
皆さんはどう思われますか?