時計を選ぶならヴィンテージと改めて思う。

時計を選ぶならヴィンテージと改めて思う。

本日入荷しました「ロレックス・オイスターパーペチュアル」はロレックスの定番モデルでありロングセラーの一つ。

いつの時代にも普遍的な存在感のある名作です。

 

 

ロレックスの3大発明とされる「パーペチュアル機構(自動巻き)」、「オイスターケース(防水)」、「デイトジャスト機能(日付変更)」のうち2つを採用した高級機種。

 

デイト付きに関しては好みの分かれる機能で、

日付窓のサイクロップスレンズの盛り上がりを敬遠される方も多く、

シンプルなノンデイトモデルを好まれる方も一定数いらっしゃいます。

 

しかし実用性は譲りたくないとのことで自動巻きのオイスターケースという選択肢であれば、

オイスターパーペチュアルが真っ先に思い浮かびますね。

 

今回はヴィンテージロレックスの中でもベーシックかつ入門モデル的に扱われるRef.1002ですが、

何だかんだ最後の最後まで手元に残しておきたい時計です。

 

 

文字盤はシルバー、グレー、ブラック、ブルー、ゴールドが当時の主流で、

多くの場合はケースに合わせた文字盤を取り付けてることがほとんど。

 

こちらの個体はケースと同じシルバーに見えますが、

よく見ると色が濃くグレーに近いシルバーです。

 

ブラック文字盤だと重たい印象になり、シルバー文字盤だと軽やかな印象になるので、

グレー文字盤を探されている方も多いのですが、

意外とオリジナルのグレー文字盤は出回っている数が少ない。

さらにグレー文字盤は色の個体差があり薄いグレーから濃いグレーまであるので、

実は少しクセのある色をしています。

 

以前入荷したエアキングも同様の色で、

シルバーグレーのような少し武骨な印象を受ける何とも言えない色をしています。

 

元々はシルバーだったものが変色したのであれば淡いゴールドっぽくなるのですが、

こちらはどう見てもグレーっぽいシルバーカラー。

夜光の欠損もなくコンディションの良好な文字盤です。

 

 

元々はフォーマルな場面での使用を想定されたオイスターパーペチュアルは、

実用性に優れシンプルなデザインをしているので装いを選びません。

カジュアルな服装にも合わせやすいので、

この時計一つあればどんなシーンでも活躍してくれます。

 

またプラスティック製のドーム型風防なのでヴィンテージウォッチらしい雰囲気もあり、

現行のロレックスのイメージとは大きく異なる落ち着いたデザイン。

一瞬どこの時計か分かりにくい、良い意味でロレックスらしくないところも好印象。

 

歳を重ねて行く度に大きく重たく派手な時計は身に着けづらくなります。

装いが年齢と共に落ち着いて行くにつれて悪目立ちする時計は必要なくなります。

だからこそ本当にベーシックな時計が一つあれば十分。

 

年齢を問わず身に着けらえる時計は若いうちは高根の花でも、

少し無理をしてでも手に入れるべき価値があります。


「若い頃に少し背伸びをして買った時計」だから歳を重ねるたびに自分らしく、

そして伴侶のような存在として寄り添ってくれるもの。

かつてロレックスの時計はそういった存在でもありました。

 

改めて時計を選ぶのであれば、

ヴィンテージロレックスは選択肢から外すことができません。