本日入荷しました「キングセイコーセカンドクロノメーター」は、
当時の亀戸工場製品で最高級品に当たる貴重なアイテム。
しかも前期型のクロノメーターが筆記体表記の個体は最近は数が激減しています。

1964年に誕生したキングセイコーセカンド。
いくつかのバリエーションがあり、最近は復刻モデルも話題ですが、
当時のオリジナルモデルで最も高価な最高級品がクロノメーター表記。
当時の時計に多いのですがクロノメーター表記があっても実際にクロノメーター認定を受けておらず、
国内でクロノメーターと同じ基準でテストしたもの。
今ならこういった表記はできないのでしょうが、当時らしいと言えば当時らしいデティールです。
今回の個体は前期型となり筆記体表記のクロノメーターが何とも風情を感じます。
後にブロック体表記に変わるので、前期を選ぶ方が多い理由も理解できます。

裏蓋のメダリオンはキングセイコーの場合は盾メダリオンですが、
クロノメーターは最高級機種ということもあり、
グランドセイコーと同じ獅子メダリオンを採用。
セイコーマチッククロノメーターなども獅子メダリオンを採用しており、
当時の高級機種である証でもある獅子メダリオン。
グランドセイコーだけのディテールと思われているものがキングセイコーにも採用されており、
セイコーのヴィンテージモデルのユニークさを感じられます。
ちなみにキングセイコーのクロノメーターの後に44GSの生産が亀戸工場で行われ、
ステンレスモデルはセイコースタイルのケースを採用、
キャップゴールドはこちらと同じケースデザインや、
膨らみのある秒針の先端などのデティールとなるので、
こういった部分の謎めいたところも面白いですね。

時計の大きさは通常のキングセイコーセカンドがベルト幅19mmなのですが、
クロノメーターの方がラグが太く感じられボリューム感が強くなります。
当時のセイコーはグランドセイコーなども含め、比較的大きめサイズの時計が多くラインナップ。
現行品との差もそこまで無いので、初めてのセイコーのヴィンテージモデルでも気軽に身に着けていただけると思います。
今回の個体は少しマニアックなアイテムですが、
ヴィンテージらしさを強く実感していただける貴重なもの。
国産腕時計も海外製品に負けないくらい種類も豊富な上、
一癖も二癖もあるユニークな時計が揃っています。
奥が深すぎる国産腕時計も何から選んでいいのか迷いますが、
先ずはセイコーの手堅いところで言えばキングセイコーは非常にお勧めです。
国産腕時計の面白さにハマるのに十分すぎるほどの時計となりますので、
先ずはここから始めてみてはいかがでしょうか?
ただ一度セイコーなどにハマると、もう抜け出せなくなります。
