本日入荷したヴァンドームは非常に珍しいブラック文字盤。
過去1度も見たことが無いレアモデルなのです。
メンテナンス前に入荷したのが今年に入ってから。
そこからメーカーへ修理依頼をしてようやく届いたので、
約5か月ほど掛けて修理が完了しました。
というのも通常のホワイトローマ文字盤であれば、
そこまで時間が掛かりませんが、
この文字盤のストックはメーカーに無かったため、
文字盤作成でかなり時間が掛かると見積もりにありました。
それもそのはず。
このデザインは自分も初めて見るのですが、
世界中探しても売っているお店がなかったので、
それだけ生産された数が少ない、
つまりメーカー側もパーツをストックしていなかったのでしょう。
とにかく見れば見るほど魅力的に見える時計。
全数字ではなく12時側と6時側だけローマ数字で、
他はバータイプのインデックス。
しかも全部がアップライトなので光の反射の時に立体的に見える。
文字盤も完全なブラックではなく若干チャコールなところも非常に上品。
とりあえず超が付くほどのレアモデルなので値段は安くありませんが、
この時計が売れてしまうと次は本当に無いと思います。
そういう所がヴィンテージウォッチの面白さであり、
悩んで買い逃したときの苦悩もヴィンテージウォッチならでは。
言えることは買わずに悩むなら買って悩む。
そんなアイテムです。
Cartier ヴァンドームSMブラック2点ローマ18KYG
