本日入荷のオメガ・コンステレーションは結構なレア物。
自分も初めて見た非常に珍しいデザインの物に加え、
コンステレーションでは馴染みのない「手巻き」なんです。
こちらは1973年ごろのものなので、
コンステレーションのバリエーションが多くて見応えのある年代。
コンステレーションは1952年に「世界で最も正確な時計」を作ろうとして、
オメガの中でも選ばれた職人のみが製造に携わったとされる最高峰モデル。
現在もラインナップされる名作中の名作シリーズ。
デザインはもちろんケース形状やムーヴメントも多岐に渡り、
バリエーションが多すぎるので全てを把握できないほど種類が多い。
コンステレーションはヴィンテージモデルも非常に人気が高く、
オメガのファンをはじめコンステレーション自体のファンがいるほど、
とにかく世界中で凄まじい人気を博す銘品。
今回のアイテムはコンステレーションでは珍しいポイントが多数。
・レクタングル型
・クルドパリ文字盤
・手巻きムーヴメントの採用
バリエーションが豊富ならレクタングル型があってもおかしくはありませんが、
どちらかと丸型のケースや、
Cラインに代表されるような特徴的なもの、
素材の潤沢さが外装にはある様な気がします。
文字盤は70年代初頭のものには珍しく、
どちらかと言えばクォーツモデルで見かけそうなモダンなデザイン。
もしかしたらクォーツモデルに切り替わることも予想されてのデザインでしょうか?
ムーヴメントは言わずもがなオメガの名機Cal.625。
こちらはデヴィルやジュネーヴなど幅広く使われる小型の手巻きムーヴメント。
どちらかと言えば安価なモデルに使われることが多い機械ですが謎が深まります。
一応ウラを取ろうと思い探しまくった結果、
この時計にはこの機械で合っている模様。
ちなみに近い感じで自動巻きは時々見かけますが、
このデザインで手巻きは多くは無いようです。
手巻きのコンステレーションではレディースに一部ありますが、
メンズサイズでは皆無と言っていいでしょう。
そんな謎の多いコンステレーション。
珍しいからと言って値段が高くないのも良いですね。
流通量が少なすぎるのも値段の合否が難しいものですが、
初めてヴィンテージウォッチを持つ方にも買いやすく、
時計が好きな方にも面白みを感じてもらえる時計。
何よりこのデザインが最高ですね‼