小振りとよく言われますが。

小振りとよく言われますが。

個人的に好きな時計の一つサントスオクタゴン。
理由はデザインの良さや実用性ももちろんのこと、
このサイズ感だから好んでいるというのが一番です。

現行品に見慣れた方には女性用の時計と思えるこのサイズ感。
でもタンクやパテックフィリップのカラトラバをはじめ、
1980年代頃までは多くのブランドで比較的スタンダードなメンズサイズでもあります。

開店当初から大きめの時計に対して否定的な意見を多く発信してきていますが、
かつて自分自身もパネライなどを使用していた経験から、
大きいサイズの時計は使いにくいと感じてきました。
使いにくい高級品ほど不要なものは無いと思っていることもあり、
靴や服と同じくらい時計の「サイズ」は大事に思っています。

とは言え女性の方が大きめの時計をすることは決して悪くなく、
それはそれでファッション性があって魅力的に思えますが、
それでも大きさの限度というものがあるので、
大きめの時計が欲しいという方にもサントスオクタゴンはおススメです。

春になると半袖Tシャツの機会が多くなりますが、
寒暖差があるので何だかんだ上着や薄手のニットなどは手放せません。
そこで時計が大きいとジャマ臭く感じてしまいストレス。
サントスオクタゴンくらいの大きさであれば袖に引っ掛かりにくいのでジャマになりません。

お気に入りのレザーに60年前のデニム。
どのアイテムも自分にとっての一軍。
だけどもここで時計が目立つと身に着けたものでモリモリになるので、
さり気なく良い時計を身に着けておきたい。

こちらはステンレスモデル。
コンビモデルより大人しい印象なので一層装いが落ち着いて感じます。

袖に収まるサイズ感とはまさにこんな感じ。
とにかくジャマにならないだけでなく、
余計なアクセサリーを身に着けなくてよいので、
ごちゃごちゃした印象はありません。

時計の素材についてはコンビモデル、ステンレスモデルそれぞれの良さがあり、
どちらも魅力があるので甲乙付け難い。
ステンレス素材の時計は年代問わず身に着けられるので絶対に間違いはないけど、
男性で余計なアクセサリーを身に着けないのであればコンビも悪くない。
むしろサントスのコンビは派手さをあまり感じられないので、
ステンレスの物足らなさを良い具合に埋めてくれるのがコンビモデルかもしれません。

ブレスレットのデザインは定番の通称ラブブレスレットと言われるビス留めのデザインをしたものと、
80年代にしか製造されなかったゴドロンブレスレットという真ん中に爪のようなデザインをしたもの。
個人的に定番ゆえの使いやすさや合わせやすさの魅力も悪いとは思いませんが、
ヴィンテージが好きで人とは違うものがお好みな方はゴドロンかな。

Cartier サントスオクタゴンLMコンビ自動巻きゴドロンブレスレット付き

 

Cartier サントスオクタゴンLMステンレス後期型ブレスレット付き