本日入荷しました「カルティエ・サントスヴァンドーム」は貴重なLMサイズのオールステンレスモデル。
販売に当たりカルティエでしっかりとメンテンナンスを行いました。
サントスシリーズはステンレスモデルの流通量が少なく、
いずれも見かける機会が極端に少ない希少品。
今回のサントスヴァンドームは1983年頃にラインナップされたものの、
生産期間も非常に短く短命に終わったヴィンテージウォッチ。
ヴァンドームの特徴のあるケースデザインと、
サントス特有のビスをモチーフにしたデザインが合わさった、
ヴィンテージモデルならではのユニークなアイテムです。
当時のカルティエの腕時計としては比較的幅のある時計ですが厚みが5mmと非常に薄型なので、
実寸ほどの大きさは感じられずちょうど良いサイズ感です。
最近はカルティエでも丸型の時計が再注目されはじめ、
短命に終わったサントスヴァンドームも少しづつ人気が高まっています。
このデザインでブレスレットモデルという当時らしいデザインと雰囲気に加え、
高い実用性とシンプルな機能は時代のムードを非常に捉えていると言えます。
個人的にもこれからの季節に使いやすい薄型の時計は欲しいと感じており、
あえて革ベルトではなくブレスレットモデルだといいなと感じています。
サントスヴァンドームは生産期間の短さから、
中の機械の多くは初期のクォーツムーヴメントは入ったままのことが多い。
初期のCal.81はパーツの手配ができず、回路不良の場合は修復ができない機械です。
そういったことを踏まえて当店ではサントスヴァンドームをはじめ、電池式の腕時計をを扱う際に、
必ず中の機械に何が使われているのかを確認してメンテナンスの方針を決めます。
もし初期型のクォーツムーヴメントであれば、修理代が掛かってもメーカーへ修理依頼をし、
現行の規格の機械に入れ替えをしてもらって販売を行います。
今回のサントスヴァンドームもコンプリートサービスの際に、
機械を現行の規格であるCal.690に入れ替えを行っており、
その際に文字盤や針、リューズと各種ネジなどを新品に交換。
ここまでしっかりとメンテナンスをしておけば、
今後は通常の電池交換やオーバーホールで修理が完結するはずです。
ここまで拘ってメンテナンスを行っているので、
当店でも強く自信を持ってお勧めできるアイテムです。
満足度もかなり高い個体となりますので、ぜひぜひご購入くださいね！
