本日入荷しました「オリエント・グランプリスペシャル」はパテックフィリップのカラトラバのようなデザインから、
和製「カラトラバ」などの異名を持つ国産腕時計の名作。
本当の時計好きが最終的に辿り着く先はオリエントとも言われております。

戦後1950年に創業したオリエント。
前身の会社も含めれば100年以上の歴史のある日本の3大時計ブランドの一つ。
一時はセイコーなどと協業していた時代もあったり、日本の腕時計を陰から支えていた立役者。
しかしセイコーやシチズンほどの知名度が無いためか、
「どこのブランドですか?」と聞かれることもしばしば。
日本製の腕時計にしては時計のデザインに華やかな印象もあり、
一部の製品は欧州の時計ブランドを意識したようなものもあったりなど、
ヴィンテージのオリエントは非常に奥が深くユニークなのです。

1961年頃に誕生したグランプリスペシャルはヴィンテージオリエントの代表的アイテム。
弾丸のようなバレットインデックスにドルフィン針や外周のドットなど、
パテックフィリップやIWCなどでも見られる文字盤のデザイン。
さらにベゼルは厚みのあるフラットタイプであったり、
ラグも肉厚でしっかりとしたデザインであったりなど、
総合的なデザインはカラトラバから由来しているような気もしますが、
時計の大きさは当時としては比較的大きめのケースサイズ。
同じ年代の時計でもインパクトのあるデザインと大きさもあって、
国産のヴィンテージウォッチ好きには垂涎の時計であることは、
一部のマニアの間では周知の事実。

正統派の腕時計を中心に製造するセイコー、
斬新なアイデアと機能を前面に押し出したシチズン、
その両社とは一線を画すダイナミックな時計のデザインや機能を採用したオリエント、
三社の在り方が非常に面白く感じられるので、
国産腕時計の市場が盛り上がっている理由にも納得できます。
しかし日本製の腕時計と言えばセイコーが世界中でメジャーということもあり、
オリエントは影が薄い存在のように感じられますが、
あらゆる腕時計を買ってきた人たちが最後に辿り着くオリエントは、
腕時計が好きな人たちの願望を多く叶えてきた稀有な時計ブランドです。

同年代の腕時計でユニークなデザインは数多くありますが、
名の知れた時計ブランドの製品は非常に高価。
物によっては家や車よりも値段が高いこともざらです。
手頃な価格で買えるだけでなく奇想天外な時計があったり、
グランプリ100のような突き抜けた発想を形にした世界でも唯一無二と言えるものなど、
知れば知るほど腕時計の面白さに気付くことがオリエントの魅力です。
先ずは入門しやすいグランプリスペシャルもオリエントでは高級機種。
この時計から感じられる風格は他ブランドには無い格別なものを醸し出しています。
腕時計の良さは値段でも知名度でもありません。
如何に自分を満足させ納得させてくれるかです。
それに適した時計を選ぶならオリエントの存在は外すことはできません!