本日入荷しました「オメガ・デヴィル」は1970年製。
当時らしい小振りなケースサイズで手巻きムーヴメントを採用した、
今では考えられないコストと手間のかかった芸術品のような腕時計。
それが手頃に買えるなんて…本当に良い時代です。
ベゼルは少しカーブのかかったスクエア型。
そしてミドルケースはオーバル型ケースという、形の違うデザインを組み合わせた、
数あるバリエーションの中でもユニークなケースデザインです。
20mmほどの小さなケースには長方形のムーヴメントCal.485を採用しており、
機械自体も非常に小さく精密なものを使用しています。
機械板をローズゴールドで仕上げており、非常にコストを掛けたムーヴメント。
見えないところにも手を抜かないオメガらしいムーヴメントです。
こんなに小さな機械を丁寧に作っていたことにも感動しますが、
それがメンテナンスを行うことで今も現役で動く。
それこそが機械式腕時計の面白さではないでしょうか?
メンズの時計も魅力的なものは多いです。
ただここまで小さく作り込んだうえ、デザインの面白さも考えると、
レディースの腕時計は時計としての面白さを遺産のような価値に溢れています。
身に着けた時に時計の大きさがより実感できます。
小振りとは言え存在感を感じられるデザインなので、
余計な装飾を身に着けなくても様になるところが美しいアイテム。
そんな素敵な時計が完全なデッドストックで出てきたことも奇跡的。
オメガの時計は物によってデッドストックで出てくることもありますが、
その数は年々少なくなっています。
今回のようなデザイン性に優れたアイテムは一期一会の存在。
同じ時計は見つかってもデッドストックで出てくることはないでしょう。
気になる方はこの機会を絶対にお見逃しのないように!