リーバイス501の66はアイスブルーからがスタート。

リーバイス501の66はアイスブルーからがスタート。

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デニム「迷子」になって早5年。

加齢による体形の変化に伴い、

自分に合う服が分からなくなってきた40代のオッサンです。

 

最近は夏バテに加え、

暑さにも年々身体が弱くなってきているようで、

涼しい部屋へ引きこもり気味でもあり、

外に出る機会と共に筋力も減ってきています。

筋力のせいなのかパソコンのタイピングの誤字が異常に増えてきていることも実感します。

 

ここまで暑いと服装がどうでもよくなるけど、

新しく買いに行く気力もないので手持ちの服を着ることになるのですが、

以前までゆとりのあったデニムの渡りがピチピチになっており、

基本的にノンストレッチデニムしか履かない自分には、

座ったときに膝が持って行かれるような苦痛を味わうと同時に、

完全にサイズアウトしたことを確信しました。

 

迷子から脱却したはずのデニムに、

再び迷宮に送り込まれたことにショックを受ける2023年夏。

新たな覚悟を決め新調したデニムは、

人生初ウエストサイズ「36インチ(実寸34)」を選ぶことになるとは…。

一応ヴィンテージウォッチを販売していることもあり、

ヴィンテージ品にはそれなりに造詣がある方だと思ますので、

デニムを選ぶならヴィンテージデニムも躊躇なく選びます。

 

ノンストレッチデニムが好きになれない理由は、

あまりにも優秀過ぎる「履きやすさ」と「色落ち、ダメージ加工」によるものが主な理由。

リジット(未洗い)から履き込んだ自分だけの色落ちも良いのですが、

気に入る色落ちを待っていたら寿命の方が先に来てしまう。

オッサンのリジットデニムは若干の気恥ずかしさもあるので、

肌の加齢に合わせた色落ちしたヴィンテージデニムを選びたい。

 

昨今ヴィンテージブームにより時計やバイク、

車やカメラなどは一堂に値段が上がり、

多分に漏れず衣料品も今では超プレミア価格が付くものがあり、

我々には馴染み深いリーバイス501も一斉に値段が上がっている様子。

 

今回選んだのは501の中で通称「66後期」と言われる1970年代後半のもの。

1980年代に入ると生地や染色が変わり色落ちがあまり綺麗でないので、

昔から投げ売りされるようなもの。

それも今ではコンディションによってとんでもない金額で取引されるようですが、

こちらはヴィンテージの501ではド定番の66前期と同じ生地。

ちょうど切り替わる直前の物なので俗に言う「縦落ち」する生地のもの。

 

これが66前期になると結構な金額をするのでおいそれとは買えませんが、

66後期だとまだ手が出せる金額。

まぁ安くは無いのが時代の流れですが。

ただ昨今のデニムの基本は66モデルだと思うので、

少しだけテーパードシルエットなところや、

ウエストを上げると同時に渡りのゆとりも良い感じ。

 

ただ個人的に66シリーズはこのくらいの色からがカッコ良く思えます。

色落ちしていないものやガッツリと入ったヒゲなどもいいですが、

66は穴が空いてボロボロになるまで履き倒すもの。

ビッグEやXX(ダブルエックス)などより古いものは染料が違うらしいので、

色が濃い方が重宝され値段も国宝級になってきます。

 

ただ時計はもちろん服も靴も使ってなんぼ。

使い倒して直してこそ物の価値だと思うので、

やはり本来の「実用品」であることが一番。

 

地獄の沙汰も金次第なんて言われ、

川を渡るのに渡すお金を持っているのは良いけど、

ヴィンテージデニムなんて大事に持っていても、

地獄の手下共には理解はできませんよ(笑)

元気なうちにガシガシ履いちゃいましょう‼

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