先日お預かりしたブライトリングのレアな時計。
今回はオーバーホールのご依頼でしたが、
左側にセットされた10分計のカレンダー不良により、
今回は修理ができず返却となりました。
機械自体はETAベースのムーヴメントなので技術的には問題ありませんが、
特殊構造でパーツに破損がある場合は修理ができません。
四方を当たってパーツを探しましたが、
ピンポイントで持っているところは流石にありませんでした。
こういった場合はメーカーへ修理依頼をするしかないので、
今回は残念ですがお客様へ返却。
やはりこういうパーツの摩耗はいずれ起きますが、
定期的にオーバーホールを行うことの大切さを再認識。
クロノグラフなどの複雑な構造を持つ時計は、
できれば3年に一度はオーバーホールをした方が大きな修理になりにくい。
買う時はもちろん維持費などもお金が掛かるので、
時計を選ぶときの基準で「メンテナンス」を言う部分も踏まえ、
購入を検討されることをお勧めいたします。