Q.靴と腰のベルトと時計のベルトは色を合わせた方が良い?
A.個人的な意見として「合わせすぎない方が良い」。
男性も女性も装う革の色がチグハグなのはちょっとカッコ悪い。
靴が黒の場合は腰のベルトも合わせて黒、
靴が茶色の場合はベルトも茶色。
そこまでは合わせた方が良いと思いますが、
時計のベルトやバッグまで色を合わせるのは少し「やり過ぎ」感が否めません。
実際のところフォーマルな時でもカジュアルな時でも、
靴と腰のベルトは合わせた方がキレイに見えるし、
逆にこの2か所の色が違い過ぎるのはバランスが悪い。
細かいことを言えば色だけでなく素材も合わせた方がより良い気がします。
表側、スウェード、エナメル…
ここまで揃えられるならお洒落だと思いますが、
自分はエナメルの靴は余程のことがない限り履かないので持っていないし、
スウェードのベルトは色移りするのが嫌なので持っていない。
なので「色」だけは合わせるようにしています。
では時計のベルトやバッグはどうするかというと、
黒い靴でも茶色い靴でも合わせられる色のものを選ぶと良いと思います。
おススメはネイビーとグレーの2色。
共に黒とも茶色とも相性の良い色で服装とも合わせやすいので、
持っていると非常に便利です。
最近はグレージュやトープなども意外と良いかもと思っています。
ただ男性の場合は革靴は黒かダークブラウンの2択なはず。
カジュアルならまだしもフォーマルで色物の靴は履きません。
とは言えバッグも2色持って、
時計のベルトも交換できるならまだしも2色のベルトに合わせて2本持つのはコストがかかる。
「揃えた方が統一感がある」という気持ちはよく分かりますが、
いつも黒、いつも茶色は飽きてきませんか?
なのでせめて時計のベルトくらいは「遊んで」ほしいと思います。
時計のベルトはこの10年くらいで革の素材やカラーも増えて、
ベルトを入れ替える楽しさがずっと増してきました。
交換が簡単な時計であればぜひご自身でチャレンジしてほしいと思っており、
時計を購入される際にベルトも買われる方には交換用の工具をプレゼントしています。
個人的に革の色を「統一」することに反対はしませんが、
あまりにも揃えすぎると少し「神経質」な印象を持ってしまいます。
カラフルなものを選ぶ必要はありませんが、
革そのものが綺麗な色のベルトも増えているので、
そういったものを取り付けるのも良いと思います。
結果、時計のベルトは「遊び」のあるものがおススメです‼
でも実は革以上に合わせるのが大変なのが各アイテムの「金属」部分。
靴で言えばモンクストラップや腰のベルト、
バッグのハンドルやそれこそ時計本体。
大まかに「シルバー」と「ゴールド」の2色で、
大体の場合はシルバーのことが多いです。
しかし最近はクラシックな靴にはゴールドの金具が付いていることが多く、
そこに合わせようと思ってもゴールドの金具のアイテムが少ない。
そこで写真にも載せたベルトは奇跡に近い組み合わせなんです。
先日、仲良くしてくださっている「ファイブワン」の福岡店店長・吉住さんからお勧めしてもらったベルト。
既製品ではなかなか売っていないゴールド色のバックルのベルトですが、
さらに嬉しいのはゴールドがそこまで「目立たない」。
金色は華やかな色なので面積が大きいととにかく目立つ。
なので小ぶりなサイズ感のものを探して早3年。
本当に見つからないんですね~。
そこで今更ながら新年の挨拶に行くとドンピシャなベルトを発見。
こういうものは迷わずサッサと買うべきものなんです。
これで長年悩んでいたベルト問題から解放されました(笑)
時計に関しては個人的におススメしているのが「コンビ素材」の時計。
靴やベルトの金具がどちらの色でも合わせられることと、
年を重ねると肌の血色が悪くなるので少し華やかなものを身に着けた方が良い。
そういった理由からサントスもコンビモデルをお勧めしており、
試着された方からの評判も実はコンビモデルの方が良かったりします。
自分でもカスタムしたグランドセイコーは毎日身に着けてしまうほど使いやすく、
コンビの時計が似合うような歳になってきたなと思います。
でもいざコンビの時計を買おうと似合うかどうか不安が過ると思いますが、
使いやすさや合わせやすさを考えると買わない理由はないくらいお勧めです。
物は試しでいつもは選ばないものを選ぶのも新しい発見ができで面白いかもしれません!