結局のところは「ジャストサイズ」が最高ということ

結局のところは「ジャストサイズ」が最高ということ

最近はファスティングの効果が継続し、
念願の体重60kg台をキープできて日々ご満悦です(笑)
ただ体重と共に少しだけ体力が落ちたような気がしないでもなく、
トレーニングの重量が少し下がったのが気になりますが、
これは時間と共に解決されることでしょう。

さて今もなお続くコロナウィルスの影響。
相変わらず大好きなお出掛けや外食がしづらい日々が続き、
近所に新しくできたピッツェリアにも行けず。
テイクアウトすれば食べられるとは言え、
それは問題の解決ではなく、
時には装って美味しい食事をしたいものです。

「装う」という意味は人によって様々だと思いますが、
自分にとって装うとは「相手に対しての礼儀」だと常々思っています。
例えばレストランへ行くときに当たり前ですが、
だらしのない恰好や汚い恰好をする人は少ないはず。
ちゃんとした装いをしてレストランへ行くのは、
お店のスタッフの方々、料理を作ってくださる方々、他のお客様など、
自分以外の「人」たちへの最低限の礼儀だと思います。
気持ちとしては一人一人にお礼を言いたいところですが、
それは現実的でないしやりすぎ(笑)
だからちゃんとした服装をしてお店に行くのです。

日本では「ドレスコード」を設けているお店が多くない一方で、
海外では最低限のドレスコードのルールはあります。
お店に「入れてもらう」ために装う。
とてもステキな話ではありませんか?
自分の考えや想いが服装に表れると言っても過言ではないと思うのですが、
それの「答え合わせ」をするためにそういったお店に行く。
自分の恰好一つで家族や友人に恥をかかせる場合がある。
それは嫌だからこそ普段から気を付ける。

オトナになると学校では教えてくれない勉強が沢山あるということ。
今回は「サイズ感」について思うことを書いてみました。

男性が一番カッコいいと思う服装は…?

多分「スーツ姿」と答える方が多いはず。
そりゃジーンズに白Tシャツという、
90年代の吉田栄作スタイルが似合う男の人は問答無用でカッコいい。
でもあれは顔とスタイルが良いから成り立つわけで、
一般の方はそうはいきません。

今は服の「多様性」もある一方、
今も昔も変わらないのが「スーツスタイル」だと思います。
とは言え1930年代や40年代などのスタイルを現代でやると、
ただのコスプレにしか見えません。
「好きならいい」は独りよがりなので無視します(笑)

クラシックスタイルというものが数年前までトレンドでしたが、
今はデジタルの進化が一層進み、
もう少しリラックスしたスーツスタイルが好まれるとか。
ストレッチ素材のスーツにTシャツ、スニーカーみたいな。
とは言え「基本」は変わらないと思うのです。

スーツの基本と言えば「サイズ感」。
生地やデザインの良し悪しもありますが、
基本中の基本は何といってもサイズ感ではないでしょうか?
今では既製品のスーツもピンからキリまでありますが、
既製品は「平均値」に合わせたサイズなので、
値段が高いものだからと言って自分のサイズに合うとは限りません。

自分の場合は背の割に胸囲や胴回りがあり手足が細いので、
基本的に既製品のスーツのほとんどが似合いません。
なのでスーツなどはオーダーで作るしかないのですが、
金額的にはセレクトショップの既製品スーツよりは安く、
自分の体型にフィットするので、
5年以上前に作ったものを今でも着ています。

最近ではセミオーダーのテーラーも増え、
以前よりもスーツが身近になってきています。
それに合わせて靴屋さんも充実したラインナップになってきましたが、
いかんせん「時計」はそうでもありません。

最近では現行品の時計も小型化しているとは言え、
未だに手首の幅よりも大きい時計が多い。
さらに言えばスーツにダイバーズウォッチを推奨するメディアもいるくらい。
批判を覚悟で言えばスーツにダイバーズウォッチなどの大きい時計は…
「カッコ悪い」です。

「007のボンド」がスーツにダイバーズウォッチを身に着けているからと言って、
あれは映画の話であり役柄はスパイです。
一般の方は俳優でもなければスパイでもありません。
なのでスーツにはちゃんとしたサイズの時計を選んだ方が良いと思います。

そういった想いや考えもあり、
開店当初から時計の「サイズ感」の重要性を訴えてきました。
服や靴のサイズは自分に合わせるのに、
時計のサイズは合わせないのは装いに反している。
高級な時計1本だけ持ち、
それだけを使うことを否定はしませんが、
服装やシーンに合わせて手頃な時計を数本持っても良い。
それもあって手の届く範囲の金額で色々なサイズやデザインの時計を選べるように、
今も多くの時計を取り扱っています。

ただ最近はコロナウィルスの影響で外出する機会も減り、
「物を買わなくなった」というニュースや声も多くなった気がします。
それは一時的なこととは言え少し寂しい。
個人的にはこんな時だからこそ「良いものを選べる」最良のタイミングだと思っています。
しかし良いものもたくさん持つ必要はありません。
必要最低限だけあれば十分です。

個人的には必要な時計は「3本」。
革ベルトの時計、ブレスレットの時計、お休みの日に使う壊れても良い時計。
革ベルトの時計はスーツスタイルにはバッチリ合うので言うまでもありませんが、
キレイ目なカジュアルでも合わせやすいので非常に重宝します。
ブレスレットの時計はスポーツモデルのような大きく機能が多いものよりは、
夏場のスーツにも合わせられる上品なものが良いと思います。
壊れても良い時計と言うのは正確には「壊れにくいけど安価なもの」。
つまりGショックのような時計だとベスト。
最近はGショックも色々あるので、
選ぶ幅は昔よりもずっと増えましたね。

ただ最低限持っておくと良いのが「ブレスレットの時計」。
形状によっては革ベルトにも交換できるものが多く、
何より時計は買ったらずっと使えるということ。
もちろんメンテンナンスが必要ですが、
それはどこで何を買っても変わりません。
しかし時計によっては「メンテナンス費用」が掛からないものもあったりします。





以前のブログでもご紹介している「永久保証書」付きのサントスオクタゴン。
通常の使用でオーバーホールが必要とカルティエが判断した場合、
コンプリートサービス=機械入れ替えが永年無料になる最高の内容。
ただし諸条件もあるので注意が必要ですが、
特段変な使い方をしなければ問題なく無料でコンプリートサービスが受けられます。

そういったサービスの素晴らしさもありますが、
何よりも時計のサイズが絶妙。
今見ればレディースの時計くらいのサイズ感ですが、
これが当時のLMサイズ。
大きい時計に目が慣れると小さく感じますが、
このサイズ感だからこそ時計がカッコ良く、
そして使いやすいというもの。

袖からはみ出した時計は決してカッコいいものではありません。
袖にキレイに収まる程よいサイズ感の時計、
これがスーツスタイルに最も適した時計だと思います。
それがデザインやサービスの良さも併せ持っていれば最高です。

最近は暇なせいか「死ぬまでに揃えておきたいモノ」なんて考えたりしますが、
とりあえず今のところ「死ぬ」ことは予定表にはありません(笑)
でも気付けば40歳を迎えあっという間に50歳、60歳となった時に、
不必要なものに埋め尽くされた部屋にはいたくない。
自分が本当に気に入ったものだけが少し揃っていればいい。
そう考えたときにこのサントスオクタゴンは欲しいかな。

身体の体力が衰えていくと同時に持ち物にも変化は必ずあるはず。
そんな時に「これだけは」というものがあれば、
どんなことでも乗り越えらえそうな気がします。

ここまで素晴らしい内容の時計はなかなか無いので、
気に入った方はぜひぜひお早めに!