ちょっとした知識を持てば物は楽しくなる。
ということで自分の「生まれ年」と同じヴィンテージのリーバイス501をゲットしました。
自分の生まれ年だと「66後期」と呼ばれるヴィンテージでは微妙なもの。
古いとは言えないし新しくもない。
生地はさほど「縦落ち」しない生地なので、
中学生頃に流行ったヴィンテージブームでは不人気のシリーズ。
とは言えこれでも今から製造から「40年」は経過しているので、
ヴィンテージと言えばヴィンテージ。
リーバイスのヴィンテージで人気なのが「XX」や「ビッグE」と呼ばれるディティールや、
個人的に究極のヴィンテージデニムだと思う「大戦モデル」などがありますが、
その辺のクラスになると気軽に履けない。
もっと気軽に履くのであれば「66前期」が今も昔も人気?なのかな。
自分が初めてヴィンテージデニムの興味を持ったのも66前期。
でもコンディションが良いと今では6万円前後~はするので、
これはこれで気軽に履けません。
今回敢えて「生まれ年」を買ったのは実は「偶然」だったって話。
時計も一緒ですが狙って生まれ年のアイテムが買えるわけではないし、
そもそもヴィンテージ品なのだからコンディションも千差万別。
ヴィンテージ品の基本は絶対的な「コンディション」なので、
たまたま手にしたものが生まれ年ならラッキーくらいでしかありません。
時々ですが自分の「生まれ年」指定で商品の問い合わせがありますが、
そこだけに着目するよりは欲しいモデルをしっかりと決めて、
コンディションの良いものを予算内で買うことの方が重要。
さらに言えば自分の生まれ年にどんなものがあるのかを知ることも大事。
そうすれば自ずと必要なものが見えてくるので、
先に書いたようにこのデニムは正直ビミョーなところというのは、
人気があるわけではなく、
かといって値段が特に安いわけでもない。
当たり前ですがレプリカジーンズの方がクォリティも何もかもが上。
そういうことを分かった上で買っているんです。
ではナゼそんなものを買うのかというと、
衣類は基本的に「気兼ねなく着る」ことができるものが欲しい。
ダメージを受けたら直して着る。
でもヴィンテージの雰囲気だけは大切にしたい。
そういうことを考えると66後期は悪い選択肢ではないのかなと思います。
本当に欲しいのは状態の良い66前期や、
505のビッグEや赤耳の状態が良いもの。
でもそう簡単に手に入らないし、
こういったものは気長に気に入るものが出るのを待つだけ。
とりあえずはコレをしっかりと履き込んで、
ボロボロにしてリペアをしてまた履き込み。
その間に欲しいものが見つかれば買う。
そうやって見えない未来を想像しながら着ることも、
ヴィンテージ品の面白さではないでしょうか?
自分はコレクターではなく何でも「実用」したいと思う方。
モノは使い倒してなんぼのもの。
これからどんな変化が起こるのか楽しみで仕方がありません‼