10月に東京へ行った際に義兄から話を聞いたお台場の「ドミノピザ」。
日本に限らず世界中に店舗のあるデリバリーピザのお店だから、
別に珍しくも何ともないと思っていました。
個人的にはフードデリバリーだと一番好きなピザ屋ではありますが、
お台場店はイートインもできる店舗になっていました。
ただ重要なのはそこではなくて、
店内の設備投資と運営の仕方がちょっと特殊。
ドミノに限らずイートインができるデリバリー専門のお店は少しづつ増えていて、
福岡ではピザハットのイートインの店舗が新しくできてたりしますが、
ドミノピザお台場店のちょっと変わっているところが、
・調理場や醗酵室から全てオープン。
外からも調理をしているところが全部見られるし、
醗酵室はガラス張りになっていて隠れているところが全くない。
・店内の壁一面の液晶画面でその日のピザを作った枚数や窯の温度、
注文の進捗状況がスタッフはもちろんお客さんからも分かる。
この大胆なお店の造りや設計はちょっと感動もの。
分かる人にしか分からないし興味が無ければなんてことはないですが、
飲食店で完全なオープンキッチンって意外と無いし、
お店の重要な情報を誰からも分かるようにしているところは正直驚いた。
ここまで多くの情報をオープンにするお店は商売をしているとあまりないけど、
あえてそこを開示することで来店客はもちろん、
デリバリーをお願いする方も色々な意味で安心できる。
特に昨今世間を騒がせているバイトテロなんて微塵もできる余裕がない。
色々な角度からお店をしっかりと設計したドミノピザの「本気」を感じられました。
もちろんデリバリーもやっていますが配達は全て「電動自転車」。
お台場の配達エリアを考えれば有明や東雲、豊洲あたりでしょうから、
バイクよりも自転車の方が機動力があるし移動も早くて置くところにも困らない。
でも橋が多いから電動だと運転が楽。
本当によく考えてる。
こういったトータルの設備投資は恐らく数千万クラス。
店舗の内装はもちろん外装もしっかり造り上げてるし、
場所もお台場海浜公園の目の前の1階。
家賃も相当だと思うのでかなりの年月をかけて回収していくのでしょうが、
ただのチェーン店もここまでやり切れるなら正直凄いの一言。
味はいつものドミノピザですが、
焼きたてが食べられて美味しいし、
テラス席は12月でも暖かくて目の前が海浜公園だから雰囲気も良い。
高いお金を払って小ジャレタお店も良いけど、
今後お台場へ行く事があればお昼はもちろん夜も利用したいかも。
今回の東京での収穫で一番だったのが予想外のドミノピザ。
でも「たかがチェーン店」と思っていたら、
商売をしている人たちは時代に取り残されていくのかも。
どんなお店も会社も時代に合わせて変化していくわけで、
それに対応していけないと本当に仕事を失うことになりかねない。
そんなことを思いながらこの後は甥っ子の人生一番の晴れ舞台でしたが、
関東近郊に限らずお台場に行かれることがあればぜひ行って見て欲しい。
こういったエンターテインメント性のあるお店は、
食べるだけじゃない楽しみもあるかもしれません‼