いよいよ今週末は広島・本川町オープンする「BURIE」での出店イベント。
「ブログ」をはじめ「インスタグラム」でも告知の通り楽しくなりそうな2日間。
ぜひぜひ立ち寄りくださいね‼
今月は過去最も多い広島への帰省。
春休みで帰省した子供のお迎えに知人の結婚式。
そして週末のイベント…。
もう住んでしまった方が早いのではと思ってしまいます(笑)
でも月に3回も帰っていると、
ふと子供の頃に広島に住んでいたことを思い出します。
広島の田舎から引っ越した先が「宇品港」のある港町。
海と山が隣り合わせなのは広島の魅力の一つですが、
市街地から離れると一昔前の街並みが広がるノスタルジックなところでもあります。
今回の結婚式が偶然にも子供の頃に住んでいた街で行われたので、
約35年ぶりに訪れたのが母親とよく通っていたケーキ屋さん。
この時代には似つかわしくない不思議な建物は昔から変わらず、
中2階、中々2階という本当に不思議な構造をしているのがここのお店。
店内の奥には海が一望できるロケーションで良いのですが、
今も現役で営業されているのが何よりも嬉しい。
数十年ぶりに食べたプリン。
この見た目から分かる通り「現代」ではない昔の感じ。
味も昔から変わらず自家製感たっぷり。
不味いとは言わないけど別に特段美味しくもない。
それは今の日本であればどこにいてもコンビニや通販で十分すぎるほど美味しいものが手に入るので、
良い方は悪いけど古臭い店で食べるプリンが美味しいことはあまりない。
現代の日本は十分に恵まれているということですね。
場所も場所で人気が多いとは言えないし、
決して「映え」ないお店のメニューも時代遅れ。
だけどここのお店が残っているのは自分のように懐かしむ人や、
地元の人たちが通ってくれているからだと思う。
もはや「美味しいから」という理由は優先順では1番ではなく、
「このお店だから」が一番なのかもしれません。
だからこのお店は「30年前」を体験するには良いお店だと思う。
決して味が良いとは言えないけどお店自体の雰囲気は昔と変わらず、
自分たちの世代以降の人には懐かしく若い世代の方には目新しい。
このお店ができた「時代」を感じに行ける場所なのだと思います。
今ではネットで何でも手に入って知りたいことを何でも知れる。
行きたいお店を他人の評価で選べて匿名で好き放題言える。
でも結局は自分が出向いてどう「感じる」か?
美味しくないお店は低評価ではなく、
その場の雰囲気や空気感というものも評価に入れてほしい。
そういった意味も含めればこのお店は自分にとっての5つ星。
今度は子供を連れて一緒に行きたいな~。