ぶっちゃけロレックスは好きじゃないんですが…
「将来値段が上がる」「資産価値がある」「ステータス性が違う」…
よくわからずロレックスを買う人の決まり文句は今も昔も変わりません。
人それぞれというのを前提に話をすれば「好きにすればいい」んですが、
個人的には「ク〇どーでもいい」です。
値段が上がったのは過去20万~40万円内でも色々選べたけど、
今は定価が値上がりしたのと「時計ブランド」はどこも高級路線狙い。
他にも色々理由はありますが書くと終わらないのでこの辺でやめます。
資産価値…?数千万円や何億っていうのならわかりますが、
数十万円、数百万円程度は資産とは言いません。
国外の話は別としてその程度の金額は吹けばすぐに飛びます。
そして時計を資産として残せる人の他の資産の額は…聞いたらチビります(笑)
ステータス性って未だに狙っている人っているのかね?
ロレックスの特集本みたいなのもたまに読みますが、
自分を含め庶民のステータスってたかが知れてるし、
ホテルに行ってロレックスしてれば部屋のクラスが上がるなんてことも言ってましたが、
受付に言えば大体上げてもらえるよ(笑)
それと時計や持ち物で人を判断する人なんてそんなにいないだろうし、
本気のお金持ちは見ればわかります。
販売やサービスの仕事している人にはだいたい見抜かれてますよ。
わかるポイントは…ナイショ。
と、前置きが長くなりましたが、
ロレックス自体が悪いというよりは煽っている人たちが悪い。
そもそも煽っている人たちなんてロレックスを買ったことが無い人ばかり。
雑誌やネットの情報なんて鵜呑みにしちゃダメなんですが、
ではロレックスって何が良いのか?
個人的には「時計として❝良かった❞」が正解かもしれません。
一応お勉強のために正規店とか徘徊しますが、
ロレックスに限らずどのブランドも値段がやたら高い。
そしてデカくてギラギラしています。
ギンギラギンでもさり気なくあって欲しいですがそれも過去の話。
先日お客様と一緒にお店を回っていたら
「ブライトリングとタグホイヤーとゼニスが一緒に見えるんですけど何が違うんですか…?」
正直、自分も同じ意見でした(笑)
それくらい大差がないものなんでしょうね。
今回は久しぶりに毒づいた内容ですが、
こういう回って意外とアクセス数増えるんですよ(笑)
もちろん自分の書いていることが正しいとは言わないですが、
賛同してくれる人も多かったり。
多分その分アンチも多いだろうから何とも言えませんが、
言いたいことも言えないこんな世の中は…ポイズン♬なんでしょうね。
「で、いつから本題なんだよ?」
と言われそうなのでそろそろ書きますが、
ロレックスは1970年代までがやっぱり好きなんです。
プラスティック風防でロービートのムーヴメント、
どこか古臭さがあるんだけどフツフツと愛着が持ててしまう。
さらに言えばデイト機能は早送りが付いていない超アナログ仕様。
数日ならまだしもめんどくさいのが1ヵ月分ズレていたらいちいち合わせないといけない。
要は生産能力は高いけど開発能力が低い「時計メーカー」ではなく「時計ブランド」なところとか。
今回のパーペチュアルデイトは本当に実用的で、
デザインも落ち着いているから装いを選ばない。
王冠マークが無ければかなりのオヤジ顔な時計なんですが、
こういう時計が案外なが~く使えたりするんですよ。
なんだかんだ腐ってもロレックスだから壊れにくいし。
さらにインデックスが短いのはこの年代ならでは。
文字盤はスイス、イギリス、ドイツで生産されていたそうで、
今のように規格が一律一緒じゃなかったり、
国が違えば環境が違うから塗料に違いが出たり、
あとは国民性?が出てるのかな??
こちらをダメージデニムとニットという組み合わせに合わせていますが、
スーツにも合うしもっとカジュアルにでも合わせられるし本当に「万能」。
洋服は数年経てばシルエットが変わるから買い替えが必要。
でも時計なんてそう簡単に買い替えがきくものじゃない。
だからこそ普遍的なデザインの時計を選んでほしいから、
ロレックスでもこの手のものを扱っています。
価格も今では高くなったとはいえまだ手の届く範囲。
同じくらいの価格帯でグランドセイコーなどもありますが、
あの辺はちゃんと納得できないとなかなか買えません。
24時間365日くらい時計のことを考えていればGSも納得できるかもしれませんが、
もっと分かりやすく手軽という意味ではロレックスは大いに良い選択肢。
やっぱおじいちゃんになって装いは変わっても、
頑張って買った時計を大切に使っていたらカッコいいですからね。
思うのですが時計って安い買い物じゃないのはよくわかるのですが、
値段が高くなきゃダメと思う必要もない。
ちょっと背伸びして買うことの意味ってすごく大切ですが、
日頃の装いやシーンに合わせた時計選びというのもそれ以上に大切なんです。
冠婚葬祭でデカデカギラギラした時計なんて着けられないし、
身の丈に合わないモノってただただ疲れるばかり。
先に書いたような資産だのステータスだの考える暇があるのなら、
仕事を一生懸命がんばってそういったものを必要とする人生を送ればいい。
その頑張るキッカケに自分たちが紹介している時計を選んでもらえるのなら嬉しいことです。
ただ頑張り終えたときにはもう無駄に値段ばかりが高い時計は必要ない。
なぜならすでに最高の時計は手に入れた後なので。
自分達ができることは誰かの人生に関わるときに、
それが良い方向へ向かう原動力として自分たちが本当に良いと思える時計をお客様に紹介すること。
「この時計があるから今までどんなに辛くても頑張れた」
「あの時めちゃくちゃ悩んで買った時計のおかげで一生懸命頑張ってこられた」
そう言ってもらえるようなお店であれたらいいですね。
今回のパーペチュアルデイトはそんな頑張れるキッカケになる時計だと自信を持っておススメしています。