時計選びって、パートナーを探すような感覚なんてよく言われますが…
私の時計選びは、ロマンとコスパ重視…
そう遠くない気がする…(笑)
先日、歯医者さんの待合にて、とあるアラフォー向けの婦人誌を見ていると…
”大人女性の時計選び” 的な記事がありました。
最近は、女性誌の腕時計の記事が本当に減りました。
大体は、雑誌の最後にメーカーのタイアップで5ページほど、
イメージ写真のようなカットばかりで、見ていても全然面白くない。
バブル全盛期には、女性誌でも時計とブランドバッグのページがほとんどだったそうです。
ちょっと読んでみたい(笑)
本命君にはこの時計を買ってもらう、的な記事だったんでしょうね。
ものすごくナンパな記事であることは間違いない(笑)
かといって、今、時計の専門雑誌を見ても、
殆ど男性物ばかりで、何を参考にして良いのやら分からない。
というのも、女性で時計好き、という方は、男性に比べると圧倒的に少なく、
昔から憧れの時計があって…という方よりも、
そろそろ良い年だし、良い時計の一本でも欲しいけど、どんな時計を選んだら…と、
時計選びで悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
実際に、私も、ヴィンテージではなく現行品で運命の1本を選べと言われたら、
めちゃめちゃ悩みます。
だって、どれも高いんだもん…。(笑)
50万円出してステンレスのクォーツを選ぶなら、ヴィンテージのタンクルイが良いと思ってしまいます。
さて、その記事の内容では、
40代の女性スタイリストの方が、これまでほとんど時計を着けたことが無かったんだけど、
友人がショパールのステキな時計を着けていて、
そろそろ良い時計が欲しい、とブティックを巡り、運命の一本を見つける、といった記事。
なかなか面白くて、じっくり読むことに。
予算が300万円という所に、まず驚きですが、、、
(どうやったら300万円の時計を着けて生活できるだろうか。)
希望の条件が、
1.機械式であること
2.一生使えるものであること
3.マニュファクチュール(自社一貫生産)であること
4.時計好きの男性から一目置かれるような時計であること
5.オンオフ問わず使えるデザイン。
ということで、パティックフィリップや、ブレゲ、グランドセイコー、ショパール、カルティエなど…
高級ブティックをはしごして、運命の一本を探します。
金銭感覚が全く違い過ぎて、全然一緒に悩めない記事でしたが(笑)、
その女性スタイリストの時計の条件について、なぜその条件なのか?と質問しているところがあって、
1.機械式であること = 機械式なら一生使えるから。子供にいつか託したいと思っているので。
(…クォーツでも、パーツの生産が出来るメーカーであれば、ずっと直して使える)
2.一生使えるものであること = せっかく購入するのであれば、一生大切に使いたい。
(…一生使えるかどうかは、持つ人がきちんとメンテナンスするかどうか)
3.マニュファクチュールであること = 時計好きの友人が、持つならマニュファクチュール、と勧めてくれた。
(…自社機械だと、パーツの手配が難しく、メーカー修理のみで修理代が高くなる)
4.時計好きの男性から一目置かれるような時計であること。= 周りに時計が好きな方が多いので。
(…結局、時計が好きな方は自分の時計が一番、と皆思っている。)
5.オンオフ使えるデザイン = 仕事でもプライベートでも使える時計が良いので。
(…300万円の時計なんて、庶民な私は怖くてオンでもオフでも着けられない。。。)
どの条件も、潤沢な資産と予算があれば、叶うものばかりです。
ですが、1~5の条件は、アンティークやヴィンテージウォッチであれば、
予算がロレックスで20万円、IWCで15万円、セイコーなら5万円でも叶います。
(セイコーもマニュファクチュールですからね。)
更に、3番の条件を外せば、5万円台のオメガなんて最高のセレクトじゃないでしょうか。
ムーブメントは機械式のETAなので、メンテナンスしやすく、パーツも安定して供給できる。メンテナンス費用も安く、安心して一生使える。
時計好きの男性から一目置かれるかは分からないけど、
オメガのアンティークはデザインの種類が豊富なので、自分の気に入ったデザインのものが見つかる。
もちろん、オン・オフ使える。
記事を見ながら、価値観や経済状況は人それぞれですが、
そんなに予算を組まなくても、良い時計は沢山見つかるのに…と思ってしまいました。
よく当店でも言っているこの言葉。
「その時計めちゃめちゃ高そうだね」と言われるより「その時計めちゃめちゃ可愛いね」
と言われたい方は、ぜひ当店へ。
時計って楽しいし、こんなに可愛らしいものなんだ‼と感じていただける自信があります。