「永久保証書」があれば奇跡なんです。
今回はコンプリートサービスに加え文字盤と針、リューズ交換を行っています。
80年代前後のカルティエは文字盤が劣化しやすいことが多い。
ガラス越しにキレイに見えても中を取り出すと文字盤にヒビ割れがあることもあり、
メーカー修理をすると文字盤交換をされることが多いのです。
しかし今回のように永久保証書があるのにウチでオーバーホールをしてくれる方…いませんよね?
ウチで修理するのなら文字盤交換はほとんどの場合行いません。
恐らく購入される方のほとんどはカルティエに修理依頼をするはず。
つまりいずれは文字盤交換は強制になるということです。
ちなみにもしも永久保証書付きでウチに修理依頼をしてくれる奇特な方には何かサービスします(笑)
ヴィンテージが好きな方は当時の文字盤にこだわる方も多いと思いますが、
個人的には物によってこだわれば良いし、
今回のようなカルティエでコンプリートサービスが無料になる特典があるのなら、
文字盤や針などはどうぞ交換しちゃってくださいと思っています。
だって死ぬまで、死んだ後も永久保証書がある限りコンプリートサービスが無料って最高でしょ!
あ、もしかしてウチのブログ読まれている方でその話を知らない方いませんよね?
80年代初頭にカルティエの一部の時計は「永久保証書」という生涯メンテナンス工賃が無料になる
何ともステキな特典を付けて販売していたころがありました。
その後、永久保証書が無くなりコンプリートサービス半額券、電池交換1回無料券など、
サービスの形態が変化していくのですが、
もしこの永久保証書があれば本当にコンプリートサービスが無料になる最高のサービスがありました。
同じことを2回も続けて書きましたがすごくないですか??
ただパーツ代は有料ですが、
今回のように交換されやすいパーツを一度代えておけばしばらくは必要ありません。
時計は定期的にメンテンナンスが絶対に必要とされるので、
数万円が毎回無料になるのならこれほどの特典はありません。
時計を買われる方の多くがメンテナンス費用のことを考えていません。
これは今も昔も変わらないことで、
時計を買うことばかり注力しすぎて修理のことを知ってか知らずか。
販売員さんもその説明ってしないのでしょうか?
私たちは販売する時に必ずメンテンナンスについての説明を行います。
古いものに限らず形あるものと付き合う上でメンテンナンスは欠かせない必須事項。
今回のようにそれが無料になるのなら…
買わない理由は無いですよね?
こちらの時計も革ベルトに交換できますので楽しみ方の幅が広がります。
ご希望に合わせたベルトをご用意しますので、
ご購入の際はぜひぜひご相談くださいね‼