本日入荷しました「カルティエ・タンクアメリカン」は生産終了の18金ホワイトゴールド製。
値段の高騰が続く人気の金無垢モデルです。

純金の高騰が続く昨今、追い打ちをかけるようにカルティエの価格改定など、
定価販売のものだけでなく中古品やヴィンテージ品にまで価格の影響が及んでいます。
元々、金無垢素材の時計は高価なものですが、一昔前は頑張れば定価で買えるものもありました。
今では頑張る気すら起きない価格となってしまい、手の出ない存在になりつつあります。
それだけでなくステンレス製の時計ですら値段が高くなり、
消費者側にとって喜ばしい話が少なくなっている気がします。
そんな中、当店で扱うタンクアメリカンは検討できるくらいの価格で抑えられていると思います。
これもタイミングというもので、仕入れがたまたま安く買えた時に販売価格に反映していますが、
メーカーの修理代が高騰したこともあり、今後は値上げせざる負えない状況です。
でもお客様のために何かできないかと考えた時に、原点に戻る気持ちも大事な気がします。

価格が上がろうが良い時計はどんな時代になっても良いもの。
それは絶対的な真理とも言えることで、
タンクアメリカンは見た目の美しさ以上に身に着けた時の輝きは格別です。
特にホワイトゴールドはイエローゴールドやピンクゴールドなどに比べ、
控え目な存在感が一段と惹きつけられます。
見た目はステンレスと見分けが付けづらいですが、
奥行きのあるシルバー色は一目瞭然。
分かる人には分かる贅沢な素材であり、
さり気なく高級な素材であることを感じさせてくれます。
最近では「クワイエットラグジュアリー」という言葉がある通り、
露骨な高級品は時代にそぐわないものとなりつつあります。
そこでホワイトゴールドの時計を選べるのであれば、
気品とセンスの良さを感じずにはいられません。

タンクの系譜で世界中から愛されるタンクアメリカンのプロポーションは、
カルティエだからこそ生み出すことのできた芸術品。
デザインだけでなくサイズや各ディティールを見たときに、
これほど綺麗な時計は他では考えられないほど、その存在感を示してくれます。
こちらの個体は当時の付属品も揃いカルティエでメンテナンス済み。
これほどのアイテムは今後の入手が難しいだけでなく、
価格は上がっていく一方です。
きっとこの内容で提供できるのは最後だと思いますので、
本当に素晴らしい時計を手に入れるのであれば、
この機会は絶対にお見逃しなく。
