本日入荷しました「グランドセイコー44GS」は、
生産期間が僅か2年という短期製造から「幻のGS」と呼ばれる貴重なアイテム。
今回は数年ぶりに金張りケースの4420-9990が入荷しました。

以前入荷したセイコースタイルと呼ばれるデザインをした、
4420-9000のステンレスモデルは44GSで比較的見ることのあるもの。
今回の金張りケースはキングセイコーと同じケースデザインをしており、
しっかりとした太めのラグが特徴的。
また秒針も先端に膨らみのあるものとなっており、
金張りケースならではのディテールを見ることができます。
また文字盤の6時側には亀戸工場のマークがあり、
キングセイコーをメインで製造していた亀戸工場で製造する、
初めてのグランドセイコーという非常に謎に満ちたシリーズとなっております。

今回の個体は非常にコンディションは良く、
ケースは多少の小キズがあるものの許容の範囲内。
文字盤は目立つダメージが見られない極上コンディション。
針も綺麗に残っており、これほどの個体は滅多に見られません。
また尾錠も当時のオリジナルパーツとなり、
これだけでもかなり貴重なアイテムだと自信を持っております。
尾錠を含めた付属品は基本的に残っていないのですが、
ここまでオリジナリティの高い個体は数年、
いや数十年に一度出るかどうかだと思います。

44GSはいずれもケースサイズが大きめでボリューム感のある時計。
ただノンデイトの手巻きモデルなのでデザインはシンプル、
着け心地もそこまで大きさを感じない設計となっております。
未だに謎が多く正確な情報が明かされていない44GSシリーズ。
それ故にヴィンテージ好きには堪らないアイテムでもあり、
状態の良いものが手に入れられた時の感動も一入。
今回は過去に無いほど綺麗な状態となっておりますので、
セイコーのヴィンテージモデルを手に入れるのであれば逃すことはできません。
こちらも他と同様に次はありませんので、ぜひお早めに!
