本日入荷しました「カルティエ・サントスガルベ」は非常に希少なXLサイズ。
意外とこの時計の存在を知らない方も多いのです。

サントスガルベは1979年頃に誕生したサントスカレから数年後、
クォーツモデルとして最初にリリースされました。
サントスカレに比べてケースやブレスレット全体に丸みのあるデザイン、
そしてガラスもカーブを描くように設計され、
手首へのフィット感をより一層高めた構造となっております。
そして1999年頃にクォーツモデルのサントスガルベと、
自動巻きのサントスカレが統合され、
サントスガルベのデザインに全て統一されます。

SMサイズはクォーツモデルのみ、LMサイズは一時的にクォーツモデルと自動巻きが併売され、
2004年にサントス誕生100周年を記念してサントス100が発表されます。
当時は「デカ厚」と呼ばれる大きめの時計がブーム。
パネライやグラハムなどをはじめ、各ブランドの時計の大型化が非常に顕著となり、
サントス100も大型時計の一翼を担った時計の一つとなりました。
その後、2005年にサントスガルベも大型化をしたXLサイズが発表されますが、
サントス100の爆発的な人気により影を潜めます。
大きさで言えばサントス100より少し小振りなサントスガルベXLは、
ブレスレットタイプの腕時計としてはちょうど良い大きさだったのですが、
当時の大型化された時計のブームでは今一つ物足らず。
結局サントス100でブレスレットタイプが発売されて、
ブレスレットタイプのサントスはそちらの方が人気が高まり、
サントスガルベXLは存在感を発揮できずに生産終了となります。
本来はサイズ感も含めとても素晴らしいサントスガルベXLでしたが、
時代の流れもあって不遇とも言える扱いとなりました。

しかし昨今では腕時計の小型化が進み、
手首周りのサイズに合わせた時計選びという本来のスタイルが戻って来ました。
とは言えヴィンテージモデルほどのサイズ感だと時計が小さく感じられる方にとっては、
ヴィンテージモデルでは時計が小さい、でも現行中古だと時計が大きいという、
程よいサイズ感のものを選びにくいという状況も発生しました。
そういった方の声を当店でも何度か聞いたこともあり、
「ネオヴィンテージ」と言える2000年代前半の時計を中心に、
比較的年式の新しいサントスガルベXLを数本ほど扱いましたが、
毎回即完売という大盛況でした。
私の場合は手首周りが16.5cmとそれほどサイズが大きくないので、
サントスガルベXLではやや時計が大きく感じますが、
手首周りのサイズが18cm前後以上の方にはちょうどいいサイズ感の時計です。
現行品のようなギラギラとしたデザインではなく、
ヴィンテージモデルに近い非常に落ち着いたデザインをしており、
何より限りなく未使用に近いコンディションも魅力的です。
もしかしたら展示品だったのでは?と思えるくらい非常に綺麗な状態で、
ポリッシュも一度も行われておりません。
元々の経緯から本当に見かける機会が少なく、
恐らく生産数もサントス100に比べて極端に少ないのがサントスガルベXLだと思われます。
今回の入荷も数年ぶりとなるので、頻繁に出会えるものではありません。
以前からサントスガルベは気になるけどサイズが小さい、
サントスガルベXLが欲しいけどコンディションの良いものを探している、
などなど、多くの方の要望に応えられそうな素晴らしい個体となっておりますので、
この機会をぜひお見逃しなく。
絶対に後悔はしない時計の一つです。
