本日入荷しました「セイコー・クレドール」は人気上昇中の9300シリーズ。
当時としては非常に珍しい舶来時計のようなデザインをしています。

クレドールのファーストモデルをデザインしたジェラルド・ジェンタの影響を受けたと思われる、
特徴的なケースとブレスレット一体型のデザインは、
どことなくロイヤルオークのような雰囲気を感じられます。
クレドールはセカンドモデル以降はセイコー社内でデザインされたとされるので、
ジェラルド・ジェンタはデザインに関わっていませんが、
ジェンタデザインの雰囲気を気軽に感じられるのも9300シリーズの魅力。
その中でも比較的ベーシックで流通量の多い9300-5320は、
コンビ素材と2トーンカラーの文字盤が映える一品です。

身に着けた感触はとにかく薄くて軽い。
ブレスレットタイプの時計は厚みのあるものが多く、
時計のサイズも大きいことが多いので重量もある。
そういったブレスレットタイプ独自の悩みを全て解消してくれたかのように、
手首にフィットしてくれる感覚は別格です。
革ベルトの時計よりも着け心地が良く、身に着けていることを忘れるほど。
そんな軽やかなブレスレットタイプの時計は他ではあまり無く、
現代のように衣料も軽くて着心地の良いものが増えており、
ようやくこのクレドールに時代が巡って来たと言えます。

程よいラグジュアリーさを兼ね備えたクレドールの時計。
「黄金の頂」を意味するだけに高級感を感じられ、
当時としては大胆なデザインもインパクトがあったのだと思います。
今では国産ヴィンテージウォッチで最も注目の集まる時計の一つで、
人気と共に価格も非常に高騰しておりますが、
今回は奇跡的に安く仕入れができたため魅力的なプライスで販売ができました。
とは言え5万円を切る価格は今回が最後になると思いますので、
この機会にぜひ日本製の魅力的な時計に触れてみてください!
