本日入荷しました「カルティエ・サントスオクタゴン」はコンビ素材に比べて数の少ない貴重なオールステンレスモデル。
しっかりとメンテナンスを行っただけでなく、
後年にブレスレットを交換された実用性にも優れたアイテムです。

1979年頃にカルティエ初のステンレス素材を用いた時計として、一世を風靡したサントスドゥカルティエ。
ラグジュアリースポーツモデルにも通ずる上品なデザインや機能が魅力的なシリーズです。
今回の個体はカルティエでコンプリートサービスを行い、
その際に文字盤やリューズ、各種ネジなどを新品に交換済み。
さらに過去にカルティエでブレスレットを両開きバックルタイプのブレスレットに交換された、
実用性と堅牢性に優れた個体です。

サントスのブレスレットは初期のものだと劣化や破損の可能性があり、
メーカーではブレスレットの修理は部分修理ではなく丸ごと交換となります。
現在、新しくブレスレットの交換を行うと無垢素材で作られたブレスレットへと交換され、
デザインは変わりますが実用性はかなり向上した規格のものとなります。
ブレスレットのデザインは賛否がありますが、
個人的には交換されたものは頑丈で破損することはほとんど無いので、
それはそれで魅力があるのだと思っております、
そういったこともあり既に交換されたものであれば、
その高い実用性から末永く時計をお使いいただけますので、
今回の個体はメンテナンス内容も含め非常にお勧めです。

サントスオクタゴンは現行品に比べてかなり小振りなケースサイズとなり、
女性用の腕時計と同じくらいの大きさです。
しかし歳を重ねるにつれて大きくて重たい時計は非常に使いにくい。
袖に収まるこのサイズ感だからこそ世代を問わず身に着けられるのだと実感します。
実用性だけでなく完成されたデザインや、今後のメンテナンスも安心できるなど、
腕時計としての本質もしっかりと捉えたサントスオクタゴンは、
まさに一生物に相応しい名作です。
今回の個体は希少性なども含め今後の入手が難しくなることが予想されます。
お探しだった方はこの機会は絶対に見逃せません!
