本日入荷しました「カルティエ・サントスガルベ」の初期モデル。
ヴィンテージウォッチではこの数年で最も注目の集まった時計だと思います。

シャープでエッジのあるデザインはサントスカレやサントススクエアとも呼ばれ、
完成されたデザインだけでなく高い実用性も非常に評価の高い一品。
カルティエの時計と言えばタンクが有名ですが、
サントスもシンボル的存在であることは言うまでもありません。
自身でも使ってみてカジュアルからフォーマルまで、
どんなシーンでも活躍してくれる汎用性の高さに感動しています。
今回の入荷した個体はさらに魅力的なアイテムです。

2021年8月にカルティエでコンプリートサービスを行い、
その際に文字盤や針などを新品に交換。
当時でもここまでメンテナンスを行うと金額が高く感じましたが、
もし今同じ内容でメーカーに修理依頼をすると、
コンプリートサービスだけで約10万円、文字盤が6万円ほどしますが、
その他のパーツ代も含めるとかなりの金額です。
製品の値上げと一緒に修理代金やパーツ代もかなり値上がりましたが、
過去にメーカー修理を行ってくれていた方が、
必要なパーツを交換してくれていることが多いので安心できます。
特に1980年代のサントスなどは文字盤の塗料がヒビ割れることが多いので、
文字盤を交換してくれている方が嬉しいという方も少なくないはず。
塗料の質感も向上し、6時側の表記が「SWISS MADE」へ変更されているので、
オリジナルパーツと一味違った雰囲気となりますね。

少しずつ気温も落ち着いて秋を感じられる季節となりましたので、
長袖の時でも邪魔にならない大きさの時計が重宝します。
しっかりとメンテナンスを施した実用時計なので、
これからの季節に活躍してくれること間違いなしです。
この数年でサントスは各モデルの値上がりが続いており、
その注目度や人気ぶりが強く伝わってきます。
ただヴィンテージウォッチは個体差があるため、一つ一つのコンディションが大きく違います。
せっかく気に入って買ったものがすぐに壊れてしまったら悲しいもので、
さらに文字盤なども交換の必要があればなお一層のこと。
それであれば最初からしっかりとメンテナンスをした個体を選びたいところなので、
今回のサントスは私共でも非常にお勧めです。
とは言えこういった機会も多くありませんので、
この機会は絶対に見逃さないように。
次の入荷で同じものはきっと用意できませんので!
