本日入荷しました「カルティエ・サントスガルベ」は1980年代のクォーツモデル。
ヴィンテージらしいデザインをした名作です。

1987年頃に誕生したとされるサントスガルベのクォーツモデル。
当初はバリエーションも多くなかったのですが徐々にラインナップも増え、
後に自動巻きと同じデザインに統一されることとなります。
自動巻きのサントスガルベの初期モデルはサントスカレとも呼ばれ、
シャープでフラットなケースデザインが特徴ですが、
クォーツモデルは全体に丸みがありカーブの強いデザインが特徴的。
このデザインのおかげで手首によりフィットしてくれるので、
時計のデザインとしては非常に秀逸なものを感じます。

インデックスがアップライトタイプとなり、
文字盤のオフホワイトやレイルウェイのゴールドとの相性がいいデザインとなり、
インデックスの素材がホワイトゴールドとなるので、
ステンレスとは違った温かみのある輝きを放ちます。
当時のカルティエの腕時計の多くは落ち着いた雰囲気のものがあり、
ギラギラしたような派手な印象は無く、
世代を問わず身に着けられるものが多いのも嬉しい。
そういったこともあって最近ではカルティエの腕時計を選ぶのであれば、
落ち着いたデザインをしたヴィンテージモデルを選ぶという方も増えています。
ただメンテナンスについてご心配されている方もいらっしゃるのですが、
今回の個体は必見の内容です。

こちらは後年にカルティエでブレスレットを新調したとみられる個体。
今ではブレスレット自体が30万円以上するので、
相当な金額を掛けてメンテナンスをされたことが伺えます。
さらに今回は販売に当たり当店からカルティエに修理を依頼。
その際にコンプリートサービスを行い、
文字盤、針、リューズ、各種ネジなどを新品に交換。
ヴィンテージモデルでありながら新品並みにメンテナンスをしております。
クォーツ時計は機械式腕時計と違い非常に精度に優れており、一日単位での誤差はほんとどありません。
月差でも日常生活に影響を及ぼすほどのものではないので、安心して時計を使うことができます。
今回はブレスレットはすでに交換されたものとなるので、
日常的に使用できるだけでなく堅牢性にも優れているので、
ここまでの個体を入手するのはかなり難易度が高い。
どこかで時計を入手して自分でカルティエに修理を依頼したとしても、
ブレスレットを含めここまで直すのに50万円近くの修理代が掛かります。
今回の販売価格も決して安いとは言いませんが、
メンテナンスの内容やブレスレットなどを考慮すれば、
かなりコストパフォーマンスに優れていると言えます。
これほどの個体は滅多に入荷しませんので、
この機会は絶対にお見逃しなく!
