本日入荷しました「カルティエ・マストタンク」はシリーズで最も人気の高いオパラン。
さらにSMサイズに比べて流通量の少ないLMサイズは、
限定モデル並みに入手の難しいレアモデルとなりつつあります。

1990年代半ば頃にラインナップされたオパラン。
放射状にプリントされたサークルローマンの文字盤が特徴的で、
製造から30年以上が経ったヴィンテージモデルでありながら、
国内のみならず世界中で非常に高い人気を誇ります。
1990年代はカルティエの時計が女性を中心に人気が高く、
今のように男性にも人気があるわけではなかったこともあり、
SMサイズに比べて圧倒的に生産数の少ないLMサイズは、
今では非常に貴重な存在の時計たちです。

特にマストタンクはケースの大きさも小振りなこともあり、
時代の流れもあってマストタンクはどちらかと言えば女性がメインの購買層。
後にパシャシリーズで男性の需要も増えたものの、
2000年代には「デカ厚時計」と呼ばれる大振りな時計が世界中で大流行し、
小径サイズの時計は一気に需要が冷え込みます。
腕時計はファッションと近いトレンド感のようなものがあり、
一時はパネライやブライトリングなどの大型時計が男性の市場を席巻。
しかし2010年代頃から「カウンターカルチャー」のように小径サイズの時計が徐々に話題となり、
過去の製品の中で特にマストタンクのような女性でも身に着けられるLMサイズの時計が注目を集めます。

特にヴィンテージウォッチの多くは比較的小振りな大きさの時計が主流ということや、
アパレルでもヴィンテージ品への世界的な注目が相乗効果を成して、
マストタンクが最もユニークで豊富なラインナップを有した時代のデザインへの注目と人気が一気に加速。
特に「ネオヴィンテージ」と呼ばれる1980年代ごろから1990年代の腕時計は、
現行品とは一線を画す時計のデザインやサイズ感が時代の流れとマッチ。
改めてデザイン性の高いカルティエの腕時計が再評価されたことで、
カルティエのヴィンテージウォッチの素晴らしさが世界中で話題となりました。

その中で「タンク」という時計はカルティエのアイコンであり、
時代のムードを常に把握してきた時計の一つということ、
またヴィンテージモデルで比較的手に入れやすい価格というこもあって、
マストタンクが多くの方の心を射止める結果となりました。
しかし先に書いた通りLMサイズは文字盤のデザインによって入手できる機会が非常に少なく、
オパランのように誰にとっても心躍るようなデザインだと、
出会えた時が一番の買い時となるという事象も現れます。
この数年は入荷の機会が激減し仕入れ値は大高騰。
今後もこういった状況は続くことが予想されますので、
入手できる機会は絶対にお見逃しのないように!