本日入荷した「セイコー・ロードマーベル36000」は1967年に登場した人気のヴィンテージモデル。
その最初期モデルのみのディテールが特徴です。
1966年頃から従来のロードマーベルを改良し、
「5740-8000」という型番を持たせて全面リニューアルしましたが、
僅か2年でムーヴメントをはじめ各ディティールを変更し、
今でも大人気のロードマーベル36000が誕生します。
そのため1967年は新旧ロードマーベルが入り混じる1年となるため、
ロービートモデルとハイビートモデルが混在します。
表から見ればすぐわかりますが、
裏蓋だけで判断するとなると少し難しいのが面白いですね。
最初期のロードマーベル36000は旧型と同様に、
当時のセイコーの防水時計に採用された「タツノオトシゴ」が刻印されます。
防水性能によってはイルカなどもあり、
時計とのギャップが妙に可愛く感じます。
こちらの個体は表から見ると定番のロードマーベル36000バーインデックスモデル。
裏蓋は最初期のタツノオトシゴというちょっと珍しい個体となりますが、
こういう部分を掘り下げる人は…あんまりいないですね(笑)
裏蓋が違うからと言って性能の違いはありませんが、
こういう細かなディティールの違いが散見するのも、
ヴィンテージウォッチの面白さです。