本日入荷しました「オメガ・シーマスタージュネーヴ」は非常に希少な全数字アップライトアラビアインデックスの個体。
極小サイズに収められたヴィンテージらしい一本です。

ヴィンテージモデルの全数字文字盤はオメガに限らず、
どの時計ブランドでも意外と珍しい存在です。
カルティエのように全数字ローマインデックスがシンボル的存在である場合を除き、
多くの時計ブランドではバーインデックスを採用しています。
その理由としてはアラビア数字やローマ数字は地域によっては読み取りづらいことから、
世界中の誰でも時刻を読み取りやすくバーインデックスが主流になったとされます。
そういった流れから全数字のインデックスは流通量が少なく、
特にインデックスが手の込んだアップライトタイプだと、
コストが掛かるため特に貴重な存在と言えます。

今回は1960年代のレディースモデルのジュネーヴをベースとした個体。
21mm経の小振りなケースサイズも当時らしさを感じますが、
インデックスの書体もどこかレトロな印象。
時計を正面から見るとインデックスが歪んで見えますが、
これは風防のカーブが強いドーム型風防を装備しているためであり、
実物のインデックスには歪みがございませんのでご安心を。
こちらは文字盤のデザインの珍しさもレアポイントですが、
モデル名に「シーマスタージュネーヴ」としてあるのには理由があります。

裏蓋にはシーマスターのシンボルであるシーホースが刻印されており、
当時のオメガはシーマスターとの組み合わせをしたディテールのものが存在します。
文字盤はジュネーヴなのに裏蓋はシーマスターなのは、
共に共通のケースを使用していることもあり、
今回の個体の珍しさを語る上で外せないポイントですが、
ほんの僅かな期間ですがメンズモデルでもジュネーヴとシーマスターが合わさったものがあったりするので、
今ではあまり考えられない組み合わせかもしれません。
だからと言って極端なプレミア価格になるわけではありませんが、
こういうディテールも当時の生産工程を感じられたりしますね。

そして何よりは身に着けた時の印象がまさにヴィンテージウォッチ。
可愛らしい小振りなケースから全数字の文字盤が個性を主張します。
またこの年代の時計なので手巻きの時計という点も見逃せません。
今ではコストがかかり過ぎることや生産管理の点から、
レディースモデルの多くは電池式の時計が主流。
1960年代以前までクォーツ時計はほとんど流通していなかったこともありますが、
極小サイズの時計で機械式腕時計であることも、
この時計の魅力を一層引き立ててくれます。
今回の個体は滅多に入荷することのない貴重なアイテム。
見た目の可愛らしさ以上になかなか入手できないという点も、
この時計を選ぶべきポイントです。
気になったのであれば迷う暇はありません。
ぜひお早めにご検討くださいね!