本日入荷しました「IWC・ヨットクラブ」はオールドインターを代表するスポーツモデル。
デザインを担当したのは巨匠ジェラルド・ジェンタによるもの。

1967年に登場したヨットクラブはその名の通り「ヨットマン」に向けて考案された名作。
スクリューバックの防水ケースに魚マークを刻印したパッキン入りのリューズ、
ジェラルド・ジェンタのデザインであることが伺えるCラインのケースデザインが特徴的です。
当時のIWCは専門的な腕時計を製造することでも定評があり、
パイロットやレントゲン技師などに向けた腕時計も広く知られており、
ヨットクラブのようなマリンスポーツ用の腕時計も、
どこか他ブランドには無いディテールへのこだわりを感じます。

ムーヴメントはIWCの代名詞でもあるペラトン式自動巻き。
1950年代から脈々と受け継がれてきた名機を一層ブラッシュアップし、
秒針規制機能となるハック機能やカレンダー機能の搭載を行ったCal.8541B。
精度や耐久性に優れたムーヴメントであることは周知の事実ですが、
パーツの一つ一つに厚みを持たせた堅牢な造りゆえ、
時計を身に着けた時の重量感は別格の存在であることを実感します。

そして今回の個体は非常に珍しいゲイフレアー製純正ブレスレットを装着。
当時のオリジナルパーツが残っていることも非常に珍しく、
特にブレスレットは後年に交換されていたり破損したりなどの理由で、
多くの場合は残っていることはありません。
ブレスレットのクラスプに刻印されたゲイフレアーのロゴと、
裏面に刻印されたIWCの刻印が当時らしさを感じます。
また時計本体とブレスレットの製造年も整合性の取れるものとなっており、
この上なく満足度の高い組み合わせとなっております。

身に着けた時の大きさは比較的大きめのケースサイズ。
防水ケースを採用したスポーツモデルということもあり、
時計の大きさや重量感は当時としては珍しい存在だったと思われます。
しかし現行品ほどの大きなサイズ感というよりは、
心地良さを感じる程よい重量感とケースの大きさ。
ケースとムーヴメントの堅牢性から感じられる重量感や、
ヴィンテージらしいドーム型風防などのディテールなど、
この時計から多彩なフィーリングを感じ取っていただけるはずです。
今回は久しぶりにヴィンテージらしいユニークで面白みを感じていただける個体が入荷しました。
昨今は各ブランドの人気モデルは軒並み価格高騰していることもあり、
良いなと思う時計が気軽に買える状況ではなくなりました。
しかしタイミングが合えば非常に良好な個体との意外な出逢いもまだまだあります。
ヨットクラブはオールドインターを語る上で外せない重要なアイテム。
しかもオリジナリティの高さは有数のものだと自信を持ってお勧めできます。
これは本当にお見逃しなく!
