これこそヴィンテージウォッチの最大の面白さ1963年10月製造のシチズン・ジェットルーキー。

これこそヴィンテージウォッチの最大の面白さ1963年10月製造のシチズン・ジェットルーキー。

本日入荷しました「シチズン・ジェットルーキー」は国産腕時計の中でも特にユニークで面白みのある飛行機秒針のレアモデル。

これぞヴィンテージウォッチです。

 

 

シチズンはセイコーと並ぶ国産腕時計の名ブランド。

正統派の腕時計を造るセイコーに対し、

斬新でユニークな独自の路線を突き進むシチズン。

 

車で言えばセイコーはトヨタ、シチズンは日産のような存在と言いましょうか?

「技術の日産」ならぬ「技術のシチズン」という言葉がピッタリで、

現在もその高い技術力は世界中で評価されており、

世界で初めてクォーツ時計のグランドコンプリケーションウォッチやアナログ式光発電時計を開発するなど、

「世界初」にこだわった時計が多く見られます。

 

 

今回のジェットルーキーは1960年代のシチズンを代表する名作の一つで、

ベアリングで回転する独自の構造を持つ自動巻きの時計。

 

半円状の振り子のような構造が多い自動巻きのローターですが、

シチズンが解釈すると円盤の回転のような独特な構造となり、

ローターの回転音も非常にダイナミック。

「ジェット機のエンジン音」と比喩されるくらいなので、

その名前を冠するほど特徴ある構造です。

 

また当時の国産腕時計の多くに見られるコストカットも見事に実現しており、

手巻き機能を廃止した完全な自動巻きムーヴメント。

時計を振ることでゼンマイを巻き上げる構造はセイコー5と似ております。

 

 

また今回の個体で誰もが不思議に思ったであろう秒針。

文字盤上に飛行機が飛んでいるように見えますが、

実は円状のアクリル板が秒針の代わりとなっており、

ジェットのロゴを板にプリントしております。

 

 

この特徴的なデザインはシチズンをはじめ当時のオリエントでも一部ラインナップされていますが、

やはりこのデザインと言えばシチズンジェットの魅力です。

 

通常の秒針タイプもラインナップされていますが飛行機秒針タイプは非常に珍しく、

最近では見かける機会が非常に少ない。

 

余談ですがシチズンはアパレルブランドの腕時計を下請け製造している経験もあり、

1990年代に大人気だった日本のアパレルブランド「トランスコンチネンツ」の時計を担当。

このジェットをベースに飛行機のロゴがブランドアイコンだったトランスコンチネンツの時計をクォーツモデルで製造。

かなりのスマッシュヒットだった記憶があります。

 

 

文字盤のデザインは地球儀を模したようなデザインとなっており、

ジェット機が地球上を飛び交うイメージが湧いてきます。

 

また当時の国産腕時計に見られるリューズをケースに埋め込んだようなケースデザインにより時計自体の丸みが強調されるので、

時計のモデル名とイメージが強く強調されていることに気付かされます。

 

個人的に数ある腕時計の中でもヴィンテージウォッチはワクワクするようなユニークさを感じて欲しい。

そう思う時計はやはり日本製のものに多く存在する気がします。

 

そんな中で今の時計には見られない誰にも思いつかないような斬新なアイデア、

よく言えば「何でもアリ!」と言いたくなるような時計に気分が上がります。

 

腕時計に資産性やネームバリューを求める気持ちも分からなくはありませんが、

腕時計は誰もが愉しんで喜んで身に着けられるアイテムであるべきだと考えております。

 

ヴィンテージウォッチを選ぶのであれば誰もをあっと驚かせるような感動が欲しい。

だからこそ言えることは、

このシチズン・ジェットルーキーこそ「これぞヴィンテージウォッチ!」。

 

これほど面白い時計を買わない理由はありますか?