本日入荷した「カルティエ・マストタンク」は1999年頃に大幅なマイナーチェンジを行った後期型。
従来のクラシックな表情からモダンな雰囲気へと変わりました。
旧型からケースサイズの変更に加え、
非防水から生活防水へと構造そのものも変わりました。
旧型ではインナーケースにプラスティックを使用していましたが、
後期型から裏蓋とインナーケースが合体し金属の無垢素材に。
リューズはメッキ仕様のものが土台を金無垢に。
その分、パーツ代はかなり値上がりしていますが、
細かなパーツでも金無垢素材を使うと高級感が出ますね。
リューズも構造が変わり継手巻き芯という構造に。
文字盤はインデックス部分に立体感を付けて印字が浮き出て見えるように。
従来の平面のものよりガラスの湾曲に沿って見えるため、
今までのイメージを大幅に変更されたことが伺えます。
後期型のマストタンクは2004年頃には生産終了となり、
同じマストタンクでも後期型は生産期間が短いのです。
この後からタンクソロシリーズがマストタンクと入れ替わりますが、
同時にヴェルメイユ素材の時計も生産終了となります。
そんなカルティエの製品を語る上で外せない存在でもありますが、
今回の個体は当時の付属品も完備した貴重なアイテム。
当時の付属品は傷みやすかったり、
期限の切れた保証書などは捨てられることが多かったのですが、
そういったものが残っているということは今まで大切にされてきた証。
無ければ無いでいいのですが有ると嬉しいのも当時の付属品。
そういった充実した内容なので当然のことながら次回入荷は分かりません。
非常に人気のあるアイテムなので、
お探しだった方はこの機会をお見逃しなく!