これがネオヴィンテージウォッチ。

これがネオヴィンテージウォッチ。

本日入荷しましたカルティエ・パシャC35のホワイト文字盤。

パシャC35の定番モデルで「ネオヴィンテージウォッチ」と呼ばれるジャンルの代表的な一品です。

 

昨日入荷したものと同じ文字盤のデザインですが、

ベゼルはシンプルなスムースベゼルで、

ブレスレットはフラットな角型ブレスレット。

さらにリューズガードにはスピネルは無くステンレスのみを使用。

文字盤が同じでも外装パーツが違うだけで全く違う印象になります。

 

パシャと言えばロレックスやオメガなどには無い特徴的なリューズガード。

独特なデザインをしておりチェーンで繋がれたリューズガードは、

カルティエのジュエリーを彷彿とさせるようなデザインと印象を受けます。

 

また初期モデルには日付にはサイクロップスレンズ(拡大鏡)が付いており、

マイナーチェンジ前の特徴の一つで後に廃止されます。

ここにもカルティエらしさがあり、ガラス表面ではなく裏側にレンズがセットされており、

ロレックス・デイトジャストなどのように出っ張っていないところも特徴です。

 

後期モデルでは文字盤のデザインがカルティエらしいレイルウェイデザインが追加されますので、

シンプルなデザインをした前期型を選ばれる方が非常に多く、

生産終了となった今でもシリーズで最も人気のアイテムでもあります。

 

カルティエの時計は他のブランドには無い上品さとデザイン性を兼ね備え、

装いを選ばない万能さが魅力的な時計。

当時は女性を中心にカルト的な人気を誇ったこちらの時計ですが、

現在では女性はもちろん男性からも選ばれるヴィンテージウォッチの一つ。

 

最近では1990年代の時計を「ネオヴィンテージ」と呼びますが、

ヴィンテージらしいディティールと現行品に近い機能を併せ持つ実用性にも優れた、

腕時計の良いところ取りのような素晴らしいアイテムが揃っています。

 

特にパシャは夜光に「トリチウム」を使用したカルティエ最後の時計となりますので、

今回の個体のような夜光部分がクリーム色に焼けて、よりヴィンテージらしい表情を見せてくれます。

 

トリチウム夜光に関してはパシャCに採用された期間が3年ほどと言われております

後にルミノバ夜光に変更されるので、ヴィンテージらしさを求めるなら外せないディティールと言えます。

 

メンテナンスに関してはまだまだパーツが手に入るETA社のムーヴメント。

今後も安心してお使いいただけますが定期的なメンテナンスは欠かせません。

 

どんな時計も買ったら終わりではなく始まりです。

ステキな時計だからこそ買う時の気持ちと定期的なメンテナンスは大事にしてくださいね!